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「サルテリア」薬膳的8月のおすすめジュース

西武デパート池袋店地下1階にあるジュース&ジェラートのお店「サルテリア」で、ジュースをプロデュースしています。(お店は丸ノ内線側の入り口に近いお菓子売り場にあります)
ショップではお伝えしきれないジュースの薬膳的効能、素材の栄養などを紹介します。日々の健康にもお役立てください。

<今月のテーマ>
8月もお盆を過ぎると、秋の果物が出回り始めます。この時期の果物は、後味すっきりの甘みで水分がたっぷり。ジュースにするとさらにみずみずしさがアップして、残暑の日々の水分補給にぴったりです。また、夏の後半は暑さによる疲れがたまってきて、体のだるさが抜けなかったり、冷たいもののとりすぎから胃腸の調子をくずしがち。そんな悩みの改善に役立つ、しょうがや甘酒をプラスしたジュースもご用意しております。


<梨&レモンのコールドプレスジュース>
汗をかいて疲れたときに
汗を多くかくこの季節にぴったりのジュース。失われがちな体内の水分を梨が補い、レモンの酸味が汗の出を抑えます。また、梨の甘みとレモンのクエン酸が疲れを軽減します。


<巨峰&梨のコールドプレスジュース>
体がだるいときに
巨峰と梨を使った旬のジュース。ぶどうの甘みには疲れを素早く回復する効果があり、さらに梨とぶどうの水分が乾きがちな体を潤してくれます。また、ぶどう、梨のさわやかな酸味も疲労回復効果が期待できます。


<桃&甘酒のスムージー>
夏バテを感じたときに
甘酒は飲む点滴といわれるほど疲労回復効果があります。桃は薬膳では、体を冷やさず、胃腸の働きを助け、血の巡りを改善するとされます。また、食物繊維が豊富で、腸の動きをよくします。夏の疲れを改善し、腸活にも働くジュースです。


<巨峰と桃のスムージー>
胃腸が弱い人にもおすすめ
ぶどうと桃に含まれるブドウ糖や果糖が疲労回復を助けます。桃は果物のなかでは珍しく体を温める性質があり、ぶどうも体を冷やさないので、胃腸が弱い方にもおすすめの組み合わせ。一緒に入れたレモンの酸味が味を引き締めるとともに、疲れを癒してくれます。

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薬膳的8月のおすすめジュース素材

<梨>
水分補給に役立つ
●薬膳の効能:涼性/甘味・酸味/体の熱を下げ、のどの渇きを改善
梨は88%が水分で、汗をよくかくこの季節にふさわしい果物です。果糖やブドウ糖などの炭水化物も多く含み、疲労回復効果も期待できます。
薬膳では梨の性質は「涼性」で、その果汁が夏の体のほてりを除いてくれます。また、体を潤し、痰を取り除くと言われています。体を冷やすので胃腸が弱く下痢をしやすい方、高齢者、幼児は食べすぎに注意しましょう。
なお、梨は体に熱がたまって起こる便秘、高血圧、二日酔いののどの渇きの改善にも役立つとされます。また、黄痰や青い痰などの塊が取れない場合によいと言われています。


<ぶどう>
夏の疲れによく効く
●薬膳の効能:平性/甘味・酸味/血と気を補い、気の巡りを改善
ぶどうは、その名前が使われているブドウ糖などの糖類を豊富に含みます。その糖や豊富な水分(84%)、適度な酸味が夏の疲れを癒してくれます。また、巨峰などの紫系のぶどうの皮に含まれるアントシアニンは、抗酸化作用が高く、視力の改善、内臓脂肪の排出を促すなどの働きがあるとされます。アントシアニンを摂りたいときは皮をよく洗い、ジュースなどで皮ごと食べるのがベストです。
薬膳では性質は「平性」で、体を冷やしも温めもしません。血と気を補い、むくみを改善し、気の巡りをよくすると言われています。


<桃>
体を冷やさず、便秘も改善
●薬膳の効能:温性/甘味・酸味/胃腸の機能を助け、血の巡りも改善
夏が旬の果物を薬膳の性質で分類すると、ほとんどが体の熱をとる涼性または寒性ですが、桃は珍しく体を冷やさない温性で、冷え体質の人にもおすすめの食材です。作用は腸の渇きを防ぎ、胃腸の機能を助けてお通じをよくします。栄養学的に見ても水溶性食物繊維が豊富で、便秘の改善が期待できます。皮の近くにはポリフェノールの一種で、強い高酸化力をもつカテキンが含まれています。また、カリウムの含有量が多いのも特長。ナトリウムの排出を助け、むくみを改善したり、高血圧を予防します。
プロフィール

植木もも子

Author:植木もも子
薬膳をもっと身近に感じていただけるよう、日々楽しく健やかに暮らすためのヒントや、ふと感じたささいなことを綴っていきます。

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