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「サルテリア」薬膳的4月のおすすめジュース

西武デパート池袋店地下1階にあるジュース&ジェラートのお店「サルテリア」で、ジュースとジェラートのメニューをプロデュースしています。(お店は丸ノ内線側の入り口に近いお菓子売り場にあります)
ショップではお伝えしきれないジュースの薬膳的効能、素材の栄養などを紹介します。日々の健康にもお役立てください。

<今月のテーマ>
4月から5月は新緑の時期。陽気のよい日が増え、1年でいちばんさわやかな季節です。ただ、日中の気温が25℃以上の夏日になることもあり、強い陽射しにあたっているとぐったりしてしまうことも。また、肌の奥深くまで届く紫外線UV-Aの量は5月がピークとも言われ、日焼けケアも必要になってきます。そこで今月は暑さ対策や日焼けケア、保湿に役立つジュースを中心にご提供します。

<日向夏&オレンジ&りんごのコールドプレスジュース>
紫外線ケアに役立つ柑橘ジュース
日焼けが心配だからと陽の光をまったく浴びないのも問題。骨粗鬆症の予防や、心の安定を保つには適度な日光浴が必要です。そこで役立つのがこのジュース。日向夏もオレンジもビタミンCがたっぷりで、紫外線によって活性化するメラニン色素の生成を抑え、肌の老化も防ぐので、日光浴後のケアにぴったり。薬膳的には柑橘のさわやかな香りが気の巡りをよくし、体の余分な熱を取る作用があるので、ほてった体を鎮める効果が期待できます。

<プレミアムメロンのコールドプレスジュース>
<メロン&りんご&しょうがのコールドプレスジュース>
体を涼やかにするメロンのジュース
薬膳では体の余分な熱を取るとされるメロンのジュースを2種ご用意しました。
5月8日までは、高知県産のマスクメロンを使ったコールドプレスジュースをご提供します。ジュースの材料は、1本の木に1つの実だけをならせ、水やりを控えて糖度を上げたマスクメロンと、少量のレモンだけ。一般のジュースやスムージーでは廃棄される、メロンの中で一番甘い種の部分も使用。まさにメロンのおいしさがすべて詰まった至極の一杯です。
5月9日からは青い果肉のメロンを使ったジュースになります。りんごとレモンを加え、メロンのおいしさを引き出しました。どの食材も体の熱を取る作用があるので、体が冷えすぎないようにしょうがを加えています。

<パプリカ&オレンジのコールドプレスジュース>
日焼けなどの肌のトラブルを予防
肌を健やかに保つジュースです。肌トラブルの解消に役立つβ-カロテンやビタミンCを豊富に含むパプリカと、ビタミンCたっぷりのオレンジの、肌にとっては申し分のない組み合わせ。薬膳的にはどちらの食材も気の巡りをよくする作用があり、心身の健康維持に役立ちます。

<小田原キウイフルーツのスムージー>
ビタミンCをはじめ食物繊維も
豊かな自然と温暖な気候に恵まれた小田原で、丹精込めて栽培されたキウイフルーツを使用。キウイフルーツは肌によいビタミンCやビタミンEが豊富なうえに、食物繊維もたっぷり。水溶性食物繊維のペクチンを含むりんごと組み合わせているので、おなかの調子も整えます。

<メロン&ココナッツミルクのスムージー>
コクがあってさわやか。脳の健康にも◎
本格的な旬を迎えるメロンと、話題のココナッツミルクの組み合わせ。コクがあっておいしいうえに、健康効果もしっかり。薬膳ではメロンはイライラを鎮め、高血圧の人にもよい食材とされます。ココナッツミルクは中鎖脂肪酸を多く含み、肥満や認知症などの予防効果が期待できるとされます。

追加:ココナッツミルクは薬膳的には暑気あたり、のどの渇きやむくみを改善します。下痢や便秘の改善など、整腸作用も期待できます。
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薬膳的4月のおすすめジュース素材

<メロン>
余分な熱をとってむくみも改善
●薬膳の効能:寒性/甘味/熱を取り、渇きを収め、気の滞りを改善
薬膳ではメロンは体の余分な熱を取り、体内の水分調節を行います。また、イライラを鎮める作用もあるとされます。栄養学的には、ビタミンCのほかに利尿効果のあるカリウムを多く含み、ナトリウムの排出やむくみの改善に働きます。

<パプリカ>
肌を丈夫にして体内の酸化も抑制
●薬膳の効能:平性/甘味・辛味/巡りや心の働きを促進し、気の滞りを改善
唐辛子の仲間であるパプリカは、薬膳では辛みで気と血を巡らせ、甘みで気を補うとされます。夏に弱くなりがちな心の働きを促進させるので、暑い季節には積極的に摂りたい野菜です。栄養学的にもビタミンCをはじめ、免疫力を高め、皮膚を丈夫にするβ-カロテン、体内の酸化を抑制するビタミンEなどを含む優等生。日焼けのケアにも役立ちます。

<キウイフルーツ>
ビタミンCが豊富でイライラ解消にも
●薬膳の効能:寒性/甘味・酸味/熱を取り、渇きを収め、気の滞りを改善
薬膳では、体の余分な熱を取り除き、イライラ、高血圧、微熱などの改善が期待できるとされます。利尿作用もあるので尿道結石などにもよいといわれます。栄養学での注目点はビタミンCが豊富なこと。100gあたりの含有量は1年中、よく食べられている果物の中ではトップクラス。ほかにもカリウム、カルシウムが多く、食物繊維も含みます。こうしたことから血圧を下げたり、免疫力を高めたり、肌を健やかに保ったりといった働きが期待できます。

<ココナッツミルク>
脳の働きを助け、保湿にも働く
ココナッツの果肉を搾ったもので、脳の栄養不足を助けるとされる中鎖脂肪酸を多く含みます。中鎖脂肪酸は体内に吸収されるとケトン体に分解され、このケトン体が認知症の改善に役立つとされます。また、母乳と同じラウリン酸を含み、保湿や免疫機能を向上させるといわれます。マグネシウム、鉄などのミネラルも種類豊富に含みます。
プロフィール

植木もも子

Author:植木もも子
薬膳をもっと身近に感じていただけるよう、日々楽しく健やかに暮らすためのヒントや、ふと感じたささいなことを綴っていきます。

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