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水菜の花

2015nanohana

お料理教室に生徒さんが持ってきてくれました。水菜の花です。
あまりに素敵なので、みなさまにもご覧いただきたくて。
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キンモクセイの香り

キンモクセイ

今年は9月から過ごしやすい気候になりました。金木犀の花は例年より10日ほど早いのではと思われる9月の下旬にはその香りを街中に漂わせています。
金木犀は薬膳では大切な生薬で「桂花」ケイカと書きます。お酒につけたり、砂糖をまぶしてデザートに使われたり、お茶として飲んだりされます。
生薬として使う場合は開く前のつぼみを採取します。性味は温性で味は辛味と甘味。心・脾・肝・胃にいいといわれます。体を温めて、冷えや疼痛を和らげます。咳などを鎮めます。また、香りがいいので口臭予防にもいいとされます。
どこかで金木犀のお茶を見つけたらお試しになってください。
秋分を境に陽気が静まり、陰気が盛んになり、涼しいから寒い季節へと移ります。体を冷やさないようにお過ごしください。

マルハナバチとバレリーナ

マルハナバチ1

今年は例年より寒かったせいか、毎年ゴールデンウイークに満開になるバレリーナが今週やっと満開になりました。この花に蜜を集めにくる働き者のマルハナバチは、気温があがってくる午前9時過ぎに出勤してきます!

マルハナバチ2

週の始めは一匹くらいしか来ていなかったので心配していましたが、昨日今日と夏日に近い気温のせいか、今日は五〜六匹がせわしく花の間を行ったり来たりしていました。

マルハナバチ3

マルハナバチさんは我が家の庭では、薔薇のバレリーナにしか興味がないようです。ともあれ、今年も働き者のマルハナバチさんが来てきくれて、ひと安心といったところです。

ラッキーな迷子!

藤の花

昨日、散歩の途中で突然現れた、何とも素敵な藤の花に覆われた家。
どこをどう歩いていったかわからなかったのですが、あまりに素晴らしかったので、どうしてももう一度見たくて探しに行きました。

藤の花アップ

道に迷って出会った素敵な藤の花。まさに今が見頃で、この季節でないと感動できないラッキーな迷子でした!



木の芽。香りが気をめぐらせます。

木の芽
木の芽は春時の和食に欠かせないハーブです。一年中栽培されていますが、わが家の庭の木の芽は3月の終わり頃にやっと小さな芽を出しました。
木の芽はたけのこの煮物に欠かせませんし、木の芽田楽、木の芽和えとその香りと色を生かしたお料理が数々あります。春のお吸い物の吸い口にも欠かせません。
木の芽の木はミカン科のサンショウ。お料理ではサンショウの若葉を木の芽と呼んでいます。香りが高く、その香りは春を連想させます。今頃の小さい新芽はお吸い物や煮物、焼き物のあしらいに。少し育って大きくなった葉は刻んで鰹のたたきに散らしたりします。幼い頃初鰹の時期によく祖母がたたきを作ると、庭でサンショウの芽を摘んでくるようにといわれました。子供の頃は香りも少しきつく感じました。木の芽を摘んだ手のひらにはサンショウの香りが強く残っていたのを覚えています。
サンショウはアジアに多く分布するようですが、日本のサンショウは日本独自のものだそうです。中国では四川省でもとれますが、種が違い、あちらでは葉より熟して赤茶色に乾燥した殻を使います。こちらも香りがとても良く、柑橘系の香りが底にあるように感じます。日本産のものより辛味が強いということで、四川省の料理にこのサンショウの実(花椒)は欠かせません。
薬膳では香りは「気」をめぐらせると言い、辛味も同じような働きがあります。日本の木の芽は穏やかな香りで、冬に滞っていためぐりを促します。四川省の山椒は高温多湿の気候風土の影響を、辛味と香りで体から汗と共に追い出して健康を保つのに役立つのでしょう。
お吸い物などに使うときは木の芽を手のひらに乗せてぽんと手をたたいて木の芽をたたくと香りがたつといわれます。薄い葉なのでたたくことで細胞が壊れて香りが増すのでしょう。

プロフィール

植木もも子

Author:植木もも子
薬膳をもっと身近に感じていただけるよう、日々楽しく健やかに暮らすためのヒントや、ふと感じたささいなことを綴っていきます。

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